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特別企画:スイスのモディファイ事情 Vol.5
Alfa Romeo 33 Special

Special thanks to Renato Morini.




75に比べるとなんとなく影の薄い33ですが、alfafufuは155と146が大好きなので33という車には強く惹かれます。
直線基調のスタイルにボリューム感のあるリヤというところは155へと流れていっているし、車の歴史的には145/6へと続く流れなので、これはもうかなり大事な車種だという気がします。ボクサーエンジン積んでいたところも心をくすぐります。オランダの146オーナーの話では、あちらでは毎日33が走っているのを見かけるそうです。かなりお手頃な値段で手に入るので、モディファイも派手目になるみたいです。
33を特集しようと思ってもなかなか日本では自分で写真を撮ることもできないため、またしてもRenatoさんのお世話になることにしました。(しかしいつまでも頼ってばかりいるわけにもいかないのでそろそろスイスのオフ会に潜入取材に行かなければなりませんね。。。)




まずは黒(もしかしたら濃いグレイ)のセダンです。どの車種でも黒いアルファは渋いですね。横一直線のテールがたまらなくかっこいいと思います。リヤナンバープレートがこのようにバンパーではなくボディ側につくタイプが好みなんですが(残念ながら156はバンパー側。。。)この場合横長ナンバープレートだから似合う感じですね。横から見たところもカクカクしていてかっこいい形です。給油口もレーシー。フロントフェイスだけは少々普通すぎますね。特にライトが量産車チックです。3枚目の写真の奥に見える白のスパイダーもなんだかよさそうですね。




お次は鮮やかなブルー。どんな色でも後姿がかっこいいです。このセダンはリヤワイパーがついてますが、それもなかなか似合っていて悪くないです。今回取り上げた33はどれもツライチを通りこしてタイヤがフェンダーからはみ出てしまってます。こうしないとファットなタイヤ履けないんですねきっと。。。3台目だけ別の車ですがボディを一周するモール部分が同色化されています。さらによく見るとDTM風の気合の入ったウイングがリヤに生えています。それなのにフロントドアのウインドウに雨よけがついちゃってるのがせっかくの気合モードをぶち壊してる気がします。。。




なかなか怪しいパープル系の33スポーツワゴン。156と同じく33もスポーツワゴンという名称ですが雰囲気はまるで違います。156スポワゴはイタリアンで美しい系ですが、33スポワゴはどことなくドイツ車っぽいですね。
フロントから見た写真では、アイラインと一本ワイパーが悪っぽいです。イエローに変えているフォグもこの車には似合ってますね。リヤではなんといっても左右出しのDTMマフラーにアルミの遮熱板がレーシーなんだか下品なんだか微妙な雰囲気で大変結構です。スポーツワゴンはテールランプの意匠がセダンとまるで違います。そこがドイツ車っぽい点でもあるのですが、ランプの赤と白の境界線に注目してください。かっこいいですねー。ドアノブは時代によって二種類あるようですが、この写真のタイプがこっていて素敵です。ちなみに一台目の黒と次に出てくる赤は普通っぽいノブです。



最後はロッソ33。日本ではアルファ=ロッソという考えが根強いですが、赤いアルファの画像を海外で探すのは意外と大変です。赤い33、もちろんかっこいいのですが、この車はあまり「この色!」といった固定観念がない気がします。どの色もそれなりに33らしいというか。セダンの場合は横一直線のテールランプが映える黒がいいような気もしますが、赤だと全てまっかっかでこれまたいいかもしれません。

Photo: Copyright by Renato Morini www.cuoresportivo.ch